BIMに特化した支援ツールとして大手企業での導入実績も増えており、Revitを扱うオペレーターへの注目度も年々高まっています。
今回はRevitの概要や、Revitオペレーターの仕事について解説します。
RevitとはBIMに特化した設計支援ソフト
Revitとは、Autodesk社が提供するBIM向けの建築設計・構造エンジニアリングソフトウェアです。
BIMを用いた建築における、各種分野で幅広く利用されており、3Dによる正確かつ精度の高いモデリングを実現することが可能。
また、ソフトにあらかじめ搭載された構造解析機能を利用することで、構造解析や照明解析、通風解析など様々な解析を実行できます。
Autodeskシリーズの2次元・3次元作図ソフトでは「AutoCAD」が有名ですが、「Revit」はAutodeskシリーズが提供するBIM版の3次元建築ソフトと呼ぶことができるでしょう。
作業の分割・共有による効率化を実現
Revitの特徴として、プロジェクトごとに作業の分割や共有が容易な点が挙げられます。
クラウド上にデータを保存することで、時間や場所を問わずいつでも作業に取り組むことが可能。進捗や修正を瞬時に共有することができるため、作業の無駄を減らし効率性を高めることができます。
また、紐づけされた作業の内容はベースとなる設計図にすぐ反映されるため、設計データ相互間のズレや作業の二度手間といった無駄を軽減することができます。海外や他社ともスムーズに業務を共有でき、大規模なプロジェクトで活躍できる点もRevitのメリットです。
Revitオペレーターとは？
Revitオペレーターとは、BIMの中でもとくにRevitをメインにして設計製図の仕事をする人材のことをいいます。
Revitは、BIMツールとしては海外トップシェアをほこり、ソフトを扱える人材へのニーズも高くなっています。国内でも大手事務所がRevitを導入する動きが加速しており、今後も建築設計の分野では、需要が高まり続けると予想されます。
よりスキルやノウハウに優れた人材の確保が課題
一方で、急速にRevitへのニーズが高まったことで、現場レベルでは人材不足が課題となっています。
国内でのBIMの導入はまだ過渡期といえ、企業ではよりスキルやノウハウに優れた人材を獲得するための競争が激しさを増しています。また、人材不足を解消する手段として、CADオペレーターからBIMオペレーターへの移行が積極的に進められるなど、業界は人材の確保に力を注いでいます。
M&F ACADEMYでより実践的なBIM/Revitのスキルを
BIMやRevitオペレーターの人材不足が喫緊の課題だとご紹介しましたが、視点を変えれば、これからBIMやRevitの習得を目指す人にとって、専門的なスキルの習得がキャリアに直結しやすいということ。
M&FではBIMに関する実践的なスキルを学ぶことができる、「M&F ACADEMY」を提供しています。
M&F ACADEMYでは、BIM全般に関する知識の習得はもちろん、Revitに関する専門的なスキルを学ぶことができます。
動画による解説や逆引き可能なテキスト検索など、主体的な学びの機会を用意することがで、BIM/Revitの領域における人材の育成や、オペレーターのスキルアップの場として活用できます。
Revitオペレーターとして従事している方はもちろん、これからオペレーターを目指す方の学びの場としてぜひご利用ください。